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【4・6年生】夏季ゼミナール3日目「Let’s Play with the Science of Music!」

「理科」と「音楽」を掛け合わせたちょっぴり欲張りな本ゼミでは、音の仕組みを科学的な視点から学び、最後は自分たちで作った楽器で合奏するという、盛りだくさんの内容で構成されています。

4日間続くゼミナールの初回講座では、身の回りにはたくさんの「音」であふれていることを認識し、「音ってなんだろう?」という素朴な疑問からスタートしました。先生の実演や簡単な実験を通して、音はものがぶるぶると振動することで生まれ、その振動が空気の波となって私たちの耳(鼓膜)に届くことを学びました。また、音の高さや大きさ、そして楽器ごとの音色が、それぞれ振動の速さや幅、素材の違いで決まることも発見しました。

輪ゴムや定規をはじいたり、太鼓の上に置いた紙片が跳ねる様子を見たりと、目に見えない音の正体を体感しました。そして、実際の楽器に触れて、音を出してみたり、音の変化を感じたり、音が出ているときの楽器の様子を観察したりしました。

子どもたちは、「ただ物が震えるだけでは音って届かないんだ…。」「本当に楽器が震えている!」「楽器の仕組みが分かったかも…!」と驚きに満ちた表情を見せてくれました。音の原理がわかった2回目の講座では、いよいよ自分だけのオリジナル楽器づくりに挑戦しました!「打楽器系」「弦楽器系」「吹く楽器系」の3つのグループに分かれ、空き箱や輪ゴム、ストローなど、身近な材料を使って楽器作りに取り組みました。「どんな音が出るかな?」「どうやったら音が鳴るんだろう?」と、グループで相談しながら、手を動かす姿は真剣そのものです。

あるグループは段ボールで太鼓を、別のグループは空き箱と輪ゴムでギターを、また別のグループはストローを加工して笛を作っていました。同じグループのメンバーと活発的に相談しながら作製しており、素敵な楽器が次々と誕生しました。そして迎えた3回目の講座。前回作った楽器の音をさらに自分の理想の音にするための工夫に挑戦しました。子どもたちは、「もっとこうしたい!」という点を見つけ、1日目で学んだ音の原理をヒントに改良作業に取り組みました。

「もっと高い音の出る笛にしたいから、ストローの長さを短くしよう!」「ギターの弦は長さを変えれば音の高さが変わるから、もっと簡単に作れそうだな…」「太鼓の音色が変わるように、いろいろな素材を使ってみようかな。」など、科学的な思考で試行錯誤する姿が見られました。工夫するたびに音が変化する様子に、「すごい!」「音が変わった!」「いろんな音が聞こえる!」と感動の声が上がっていました。失敗を恐れず、何度も挑戦する子供たちの姿は頼もしい限りです。夏休みならではの特別な学びの機会である夏季ゼミナールも残すところあと1回!最終日には、それぞれの工夫が凝らされたオリジナル楽器を使って、みんなで合奏を行います。どんなハーモニーが生まれるのか、今からとても楽しみです!子どもたちが音の不思議を通して、理科と音楽の面白さに触れ、夏休みの素敵な思い出を作れるよう、引き続きサポートしていきます。 (作成:ゼミナール担当 青木)

UP DATE:2025/07/26